本研究は、局所場における光テラヘルツ波変換を総合的に科学し、高分解能テラヘルツ放射顕微鏡の開発とその分光・イメージング応用の有用性を明らかにし、広くテラヘルツ波のバイオ分野への応用を開拓しようというものである。近接場光を利用した高分解能イメージングによりテラヘルツバイオプラットフォーム構築を目指している。 波長限界(1THzの波長は約300μm)により高分解能イメージングが制限され、強度不足によりエネルギー密度が低いというテラヘルツイメージングの欠点を、微小エリアにフェムト秒レーザーを集光し走査して、近接場での高密度相互作用を実現することで克服する点は学術的価値が高い。
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