研究課題
基盤研究(A)
人口減少・高齢化社会における水文過程と、河川環境の変化、河川管理を放棄できるのかの問いに答えるため、限界集落等の現地観測と数値解析により、水文過程、河道土砂、植生、底生昆虫、護岸リスクの変化より、河川管理の放棄区間の提示や、自然河川へ回帰するための手法を提案することを目的としている。中小河川の管理をテーマとした本研究課題は、我が国が直面している人口減少下での様々なリスクを取り上げており、学術的に見ても推進すべき重要課題であると判断される。学術的な問いが明確であり、また、学術的独自性と創造性が認められる。研究方法も具体的であり、研究分担者を含む研究組織は、研究計画や研究分担も良く考えられている。