研究課題
基盤研究(A)
現在、水の病原性微生物に対する安全性を評価するためのいくつかの革新的ウィルス指標群がツールとして充実してきている。この指標群をどのように有機的に活用すれば、精密に、迅速に、ルーチン化して実用的に水の安全性評価に使うことができるのかを、水道水・再生水・水浴場・下水などを対象として研究しようとしている。水の病原性微生物に対する安全性には多くの測定法がある。実用化に向けては、要求される安全性のレベルや様々な水の浄化プロセスに対して、精密性・迅速性・網羅性・費用の多寡などを総合的に判断し、活用されることが望まれる。それぞれの指標が何をどこまで評価しているのかを明らかにするという学術的意義に加えて、研究成果の社会実装が期待される。