研究課題
塩素処理とオゾン処理が薬剤耐性遺伝子の伝播に与える影響について、薬剤耐性遺伝子をコードしたプラスミドを含む溶液に塩素とオゾンの濃度を変化させた接触実験、受容体となる大腸菌との共存培養実験を行った。その結果に基づき、両処理のプラスミドの受容と耐性遺伝子水平伝播に与える影響を評価した。また、抗菌効果と酸化触媒効果(コバルト)を有する金属成分(銀、コバルト)をそれぞれ担持させいた機能性活性炭を作成し、その効果を両成分の活性炭表面での分布、細孔表面積・細孔容積への影響の分析を通して検討するとともに加熱温度の影響を明らかにした。その上で、薬剤耐性菌、細菌を機能性活性炭と接触させた実験条件の検討、薬剤耐性菌、細菌の伝播や増殖に対する抑制効果の予備検討を行った。さらに、薬剤耐性菌の抑制も考慮した統合的視点から、原水水質の特徴に応じた活性炭の選定方法、活性炭を含めた処理システムの構成について検討した。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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