研究課題
基盤研究(A)
本研究では、進展するICTを活用したヴァーチャルな活動参加が増加する中、人が実空間を「移動」してリアルな体験を行うことの価値に関して、「交通」と「活動」の観点から科学的に評価・計測する方法論を確立する。移動が健康に与える影響、ヴァーチャル参加とリアル参加でのコミュニケーションの効率性や満足度、さらにICTと交通の代替性の観点から「移動」について評価を行う。社会インフラの費用便益評価の高度化を目的として、「移動」することの価値を交通と活動の観点から科学的に評価・計測することを目指しており、時宜を得たものである。本研究は、移動と活動の質との関係把握を試みる点において高い新規性と学術的意義を有しており、都市計画や交通計画への大きな研究波及効果が期待される。