研究課題
基盤研究(A)
2018年北海道胆振東部地震を教訓に、発生頻度の極めて低い大地震・巨大地震に対して発生頻度の高い中地震を対象に、震源特性と地盤増幅特性の二面から強震動を発生する条件の抽出を行い、中地震の震源モデルと地盤増幅モデルを接続させて中地震を対象とする簡便かつ高精度の設計用入力地震動作成を目指している。地震防災対策が大地震・巨大地震中心から地震の発生確率に基づくリスクコントロールに今後大きく変化し、これまで未想定であった中地震の最悪な強震動に対して想定のパラダイムシフトになる可能性を秘めている。国内各地で発生する中地震の理解とそれに対する対策は、学術的な波及だけでなく、社会的、経済的な波及効果も大きい。