研究課題
(1) 振動台実験によるシミュレーション結果の妥当性検証:理論的考察と同様の1層1スパン骨組を対象に、振動台を用いて静的繰返し載荷実験を行い、シミュレーション結果の妥当性を実証することに成功した。(2) 単純モデルを用いた理論的考察による漸増ねじれ倒壊のメカニズム解明:1層1スパン骨組モデルを対象として、国際的に広く利用されている非線形解析プログラムOpenSeesを用いて解析を行い、偏心がなくても部材の塑性化に伴う分岐現象によりねじれが生じることを示した。また、この成果を国際専門誌に公表した。(3)現実的かつ効率的な倒壊回避策の立案:クリアランスを設けた心棒架構を利用することで、建物本体への入力を抑制しながら大変形の発生を抑制する手法の有効性を確認し、その成果を査読付論文として公表した。また、超弾性特性を有する形状記憶合金を用いることで、変形累積を回避するための手法について検討を行い、材料レベルでの試験とシミュレーションを通して提案手法の有効性を確認した。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2024 2023 2022 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 2件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (1件)
Frontiers in Built Environment
巻: 10 ページ: -
10.3389/fbuil.2024.1333949
Construction and Building Materials
巻: 424 ページ: 135862~135862
10.1016/j.conbuildmat.2024.135862
Journal of Structural Engineering B
巻: 69B ページ: 361~370
10.3130/aijjse.69B.0_361