研究課題
基盤研究(A)
最新の数値シミュレーション技術や大規模全球大気アンサンブルデータ、台風災害・メガストーム情報データベース等を活用して、①最近40年間の過去再現実験を行い、②ストーム活動の長期変動、ストームがもたらす気象・海象災害の規模・発生頻度、不確実性を定量的に評価・検証することで、③災害強度及び生起確率による地域規模での数年~10年先のメガストーム起源災害ハザードの近未来予測を実施する。「百年に一度」という記録的大雨の頻度が増えているわが国では重要な研究課題である。地球温暖化による影響を考慮した長期のタイムスケールの研究に対して、数年から10年のタイムスケールのメガストームに着眼し、局地的豪雨・暴風・暴雪・高潮による地域規模の危険度を近未来予測するという成果を目指している。