ナノバイオAIデバイスによるスーパー耐性菌出現予測システムの創出

2020 年度 審査結果の所見

• 研究課題/領域番号: 20H00329
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分28:ナノマイクロ科学およびその関連分野
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 馬場 嘉信 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30183916)
• 研究期間 (年度): 2020-04-01 – 2023-03-31

審査結果の所見の概要

新規耐性菌の種類と出現を予測可能な革新的なナノバイオAIデバイスの開発を目指すバイオセンサー研究である。提案では、ナノ空間における単一菌のミリ秒時間分解センシングと機械学習によるビッグデータ解析・高精度推定により、菌種・耐性獲得機構の識別と予測の実現を目指している。
単一の細菌をデバイス中のポアへの補足、電場による粉砕、漏出イオンの検出などの電流波形を計測し、機械的学習法を取り入れることで、各菌の「指紋」を明らかにし、判別する新しい学理とこれに基づく産業応用が期待される。