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2023 年度 研究成果報告書

オペランド(外場印加)スピン角度分解光電子分光によるトポロジカル相転移の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20H00347
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分29:応用物理物性およびその関連分野
研究機関広島大学

研究代表者

奥田 太一  広島大学, 放射光科学研究センター, 教授 (80313120)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードスピン分解光電子分光 / トポロジカル相転移 / キラリティ誘起スピン選択(CISS)効果 / オペランド電子分光 / 放射光・レーザー / スピントロニクス
研究成果の概要

スピン・角度分解光電子分光を外場(温度、圧力、電場など)を印加しながら行い、トポロジカル相転移等を解明することを目指した。
試料ホルダーとマニピュレータの改造により試料に圧力・電場勾配などを生じさせ、ミラー等で励起光を微小に絞り、試料上の位置を変化させることで、効率よく外場変化による電子状態変化を観測できる、顕微スピンARPESシステムを完成させた。これを用いて、圧力や温度変化によるトポロジカル物質の電子状態変化や、キラル物質に電流を流すとスピン偏極電流が生じるCISS効果の検証などで行った。その結果、圧力印加による電子状態変化や、キラル物質からの螺旋状の光電子分布等、新たな物理現象を発見した。

自由記述の分野

固体物理、表面物理、光電子分光、放射光

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、圧力や温度によるトポロジカル相転移や電流によるCISS効果などの解明をするため、オペランド顕微スピン角度分解光電子分光装置を開発した。トポロジカル物質の研究は物性物理において主要な研究分野であるとともに、オペランド分光や顕微分光は光電子分光業界で急速にニーズが高まっていることから、本研究で得られた成果やノウハウは当該分野の発展に寄与することが予想される。また、現在スピントロニクスなどの次世代デバイス開発研究が精力的に行われているが、開発した装置は共同利用施設であるHiSORに設置され、国内外のユーザーが利用可能であり、スピントロニクス材料等の研究に広く貢献することが期待できる。

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公開日: 2025-01-30  

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