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2023 年度 研究成果報告書

電子移動型分極制御物質の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20H00385
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分34:無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

佐藤 治  九州大学, 先導物質化学研究所, 教授 (80270693)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード電子移動
研究成果の概要

分極制御物質はメモリー、センサーをはじめとした幅広い応用を有する。本研究では分子内電子移動をメカニズムとする新しい分極制御物質の開発を行った。分子内電子移動を示す分子としてコバルト原子価異性錯体に着目した。コバルト錯体は極性構造を有し、約190 Kで電子移動に伴う分極スイッチング特性を示した。また、低温で光誘起電子移動を示し、準安定状態が低温でトラップすること(光誘起原子価異性)を見出した。

自由記述の分野

光化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

温度、及び光誘起電子移動を利用して電気分極を制御できる新しい物質を開発した。将来のメモリー、センサ ー、エネルギー変換素子への応用が期待される。これまでの分極制御物質開発は強誘電体開発を中心に研究が行われてきた。本研究では、電子移動機構を積極的に導入することで非強誘電体において強誘電体と同レベルの分極変化を実現できることを明らかにした。本手法を用いることで今後高性能の新しい機能性分極制御物質を開発できる可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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