研究課題
基盤研究(A)
ポリエチレンという極めてシンプルかつ汎用な高分子材料に対して、合成触媒の専門家と共同して、基板表面から高分子鎖が絡み合わないように重合・結晶化を進め、一千万を超える極超分子量のポリエチレン重合と溶融延伸を組み合わせる技術の創出に挑戦するものである。ポリエチレンという極めて基盤的高分子に対し、二次元重合技術を適用することで新たな構造を創製しその物性と相関付けるという学術的意義と、スーパー・メンブレンとしての応用展開が期待される。特に延伸過程でのNMRによる構造変化評価は特筆すべきである。