研究代表者は、高分子内に光の定在波の周期性を利用し、不均一な層状架橋構造(欠陥)を作り出し適切なストレスを制御しながら構造を破壊することにより、異方性を持った層状の組織的なミクロフィブリル構造を作り出すOM法をごく最近提案している。本研究は、あらたな制御可能な応力場の新たな導入、プロセスに必要なケミストリーの確立、スケールの時限と拡張の確立を目的として推進する。 高分子材料の破壊時に形成されるクレイジングや材料が裂ける時に生じる空隙は力学特性を低下させるため好ましくない。研究代表者は、この現象を積極的に利用して機能材料を創成しようとする今までに無い独創的な提案をしている。
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