研究課題/領域番号 |
20H00394
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分36:無機材料化学、エネルギー関連化学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
宮崎 讓 東北大学, 工学研究科, 教授 (40261606)
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研究分担者 |
林 慶 東北大学, 工学研究科, 准教授 (70360625)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 熱電変換 / 格子熱伝導率 / 非整合構造 |
研究成果の概要 |
マンガンケイ化物系熱電発電材料において、結晶構造の特異性に起因して生じる多彩なナノ組織形態に着目した物質設計・開発を行い、低い格子熱伝導率に繋がるナノ組織形態を実現した。その結果、この系の熱力学的安定相においてこれまで最高の無次元性能指数 zT=0.75を示す試料の合成に成功した。また、得られた知見を基に、n型試料の合成・性能向上にも着手している。
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自由記述の分野 |
無機固体化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
結晶の非整合性に基づく多彩なナノ組織と、それがフォノン伝播ひいては格子熱伝導率に及ぼす影響を系統的に明らかにし、それらの知見を基に実用レベルの熱電発電材料を創製した学術的価値の高い研究である。社会的には、本材料の利用により、自動車エンジンからの排熱有効利用により燃費の向上およびCO2排出量の削減に資する効果が期待される成果である。
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