研究課題/領域番号 |
20H00402
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分37:生体分子化学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
上田 実 東北大学, 理学研究科, 教授 (60265931)
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研究分担者 |
高岡 洋輔 東北大学, 理学研究科, 准教授 (80599762)
加治 拓哉 東北大学, 理学研究科, 助教 (80835520)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 植物ホルモン / ジャスモン酸 / 受容体 / 遺伝的冗長性 |
研究成果の概要 |
反応性アンタゴニスト戦略では、合成したRAプローブがCysを導入したCysJAZペプチドのみとCOI1-CysJAZ共受容体を形成することを、in vitroおよびin vivoのいずれにおいても、確認できた。 また、コロナチン立体異性体戦略では、CORの16種の立体異性体とシロイヌナズナの13種のCOI1-JAZ共受容体サブタイプとの親和性を網羅的に解析した。その結果、立体異性体のひとつが13種の内の1種に特異的に結合することを確認し、遺伝子発現プロファイルの解析から、単一のJAZが制御する遺伝子発現を明らかにができた。
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自由記述の分野 |
天然物ケミカルバイオロジー
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界の食糧生産量のおよそ30%が病原菌・害虫による被害を受けている。このため、植物の病原菌感染や虫による食害への防御応答を担うJA-Ileの重要性は論を待たない。しかしJA-Ileは、外敵への防御応答と同時に、副作用として植物生長を抑制する。この作用と副作用のトレードオフ現象は、JA-Ile研究の深刻な問題であり、その解決が模索されている。本研究は、その解決への道を拓く成果である。
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