研究課題
基盤研究(A)
応募者らが確立した質量分析計による細菌を同定・識別する手法(S10-GERNMS法)を用いて、皮膚マイクロバイオームを混合菌のままワンステップで株レベルまで識別可能な、迅速・簡便かつ信頼性のある方法を確立する。この技術を用いて、アトピー性皮膚炎などの病態と株レベルでの細菌の関係を明らかにしようとする課題である。ヒト皮膚の細菌叢は、腸内菌叢や口腔内細菌叢に続く新しい分野で、菌の解析において独創性が高い手法の確立が期待できる。また、アトピー性皮膚炎の新たな治療法など課題達成による有用性も高い。