研究課題
基盤研究(A)
微生物の持つ様々な二次代謝物生産系酵素を解析し、また効率のよい異種発現系により化合物の構造多様性を実現して創薬のシード化合物を作ることを目的としている。計画では、未だに生合成系が未同定となっている3つの化合物に注目し、推定生合成系遺伝子群をE. coliに導入することで、その生合成系を解明する。長期に渡り未解明であった天然化合物の生合成遺伝子を解明し、創薬に役立つ天然化合物の多様性を拡張しようとする研究であり、社会的波及効果は大きい。また、新規生理活性物質の創出も期待される。本研究では、有用天然化合物の宝庫である放線菌・糸状菌に着目しており、未知の生合成遺伝子群を見出す可能性も期待される。