研究課題/領域番号 |
20H00421
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
寺内 良平 京都大学, 農学研究科, 教授 (50236981)
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研究分担者 |
藤崎 恒喜 公益財団法人岩手生物工学研究センター, 園芸資源研究部, 主任研究員 (30626510)
阿部 陽 公益財団法人岩手生物工学研究センター, ゲノム育種研究部, 主席研究員 (80503606)
清水 元樹 公益財団法人岩手生物工学研究センター, ゲノム育種研究部, 主任研究員 (90734343)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ゲノム / 宿主-病原菌相互作用 / イネ / 抵抗性遺伝子 / いもち病菌 / 共進化 |
研究実績の概要 |
当初計画に従い、研究を実施した。今年度の研究実績は下記の通りである。 (1) Pik NLRの IDのエンジニアリングによる抵抗性遺伝子認識特異性の拡大: 申請者らは、現在までにPik-1 NLR Integrated Domain (ID)であるHMAドメインの結晶構造解析により、AVR-PikとHMA-IDの相互作用に重要な原子間相互作用を特定した。一方AVR-Pikは、その宿主標的因子としてsmall HMA1(sHMA1)タンパク質に結合して安定化することを見出した。そこで、Pikp-1のIDのHMAとsHMAを交換して、多様なAVR-Pik対立遺伝子を認識することが可能なNLRを生成するコンストラクトを作成し、イネ形質転換を開始した。 (2)Pias/Pia NLRの機能と進化の解明: エンジニアリング新規に同定したPias NLR遺伝子座を構成するPias-1とPias-2遺伝子の詳細な多型解析を実施した。その結果、Pias-2座が高度に多型で、多くの種類のIDを保有する対立遺伝子が見出された。Pias-2遺伝子座には、trans-species polymorphismが見出され、本遺伝子座にbalancing selectionが働いていることが示唆された。Pias-2のID交換によるNLRエンジニアリング実験に着手した。 (3)NLRネットワークの機能解明: Pia遺伝子座近傍には、10個以上のNLR遺伝子がクラスターとなって存在する。これらのNLRの機能解明の目的で、各遺伝子のCRISPR/Cas9によるノックアウト実験に着手した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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