研究課題/領域番号 |
20H00441
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
河端 俊典 神戸大学, 農学研究科, 教授 (20335425)
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研究分担者 |
井上 一哉 神戸大学, 農学研究科, 教授 (00362765)
澤田 豊 神戸大学, 農学研究科, 准教授 (60631629)
毛利 栄征 茨城大学, 農学部, 特任教授 (90373224)
有吉 充 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農村工学研究部門, チーム長 (10414442)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | パイプライン / 開水路 / 模型実験 / ジオシンセティックス |
研究成果の概要 |
本研究では,既設開水路内に管路を敷設する開水路内配管工法の確立を目標に各種模型実験を行った.その結果,劣化していない既設開水路壁は曲管部のスラスト対策として有効であることが明らかとなった.また,水路壁が劣化している場合には,ジオグリッドでの補強が有効であることがわかった.また,省力的な管の浅埋設工法として,ジオセルを用いた浮上防止工法を提案するとともに浮上抵抗力を増加させる効果を検証した,さらに,管底側部の締固め不足対策としてEPS基礎を提案するとともに管底部のひずみ集中を抑制する効果を検証した.
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自由記述の分野 |
農業農村工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,農業用水利施設の老朽化により,その耐震化と長寿命化が急務となっている.特に従来の開水路は,ゴミの投棄,転落による事故,蒸発散による用水の損失などの問題をも包含している.老朽化開水路の再構築に際して,開水路内に圧力パイプラインを敷設することが期待されていた. このような背景の中,当研究課題では,老朽開水路内にパイプラインを敷設する工法を確立するため,管路屈曲部の力学挙動解明と各種管埋戻し技術の提案および効果検証を行ったことから,本研究成果は,我が国の農業水利施設の長寿命化に大きく貢献すると考えられる.
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