研究課題/領域番号 |
20H00456
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
大川 恭行 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (80448430)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 骨格筋分化 / クロマチン構造 / 単一細胞解析 / 空間オミクス |
研究成果の概要 |
骨格筋組織再生モデルを用いて独自のChILSeq法で単一細胞レベルのトランスクリプトーム、プロテオーム、エピゲノムデータを取得し、新たなマルチオミクス解析を実施した。開発した技術は、論文発表と特許申請を準備中である。プロテオームとエピゲノムデータの解析に必要な抗体プローブの開発に成功し、プロテオームにより細胞集団の区分けを行い、エピゲノムデータによる転写制御情報の網羅的な情報を取得した。
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自由記述の分野 |
トランスクリプトミクス
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、骨格筋再生過程における細胞集団の詳細な同定を可能にし、それにより筋肉損傷や筋萎縮症などの筋肉疾患の治療法開発に対する重要なデータとなるであろう。単一細胞レベルでのトランスクリプトーム、プロテオーム、エピゲノムデータの取得は、患者の病態理解とパーソナライズド医療の進展に資する。また、この独自のマルチオミクス解析法は生体組織のエピゲノム変化を詳細に解析可能で、がんなど他の疾患の研究にも応用可能な可能性がある。論文の公開と特許申請により、これら技術は更なる研究と開発の基盤となることが期待できる。
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