研究課題
基盤研究(A)
本研究は、NET-CAGE法を用いて多人種由来リンパ球細胞株におけるeRNAの定量解析、任意の多型の細胞特異的遺伝子発現への影響を精度良く予測するAIの開発とそのeQTLへの利用、リンパ球細胞株の人種特異的ネットワークの起点となるeRNAの発現制御機構の解明を目的とする。応募者らが開発した実験生物学的方法論・機械学習的方法論に基づき、免疫疾患に関与するエンハンサーの制御異常を解明し、将来的な治療戦略の基盤を形成することを目的とし、独自の方法論を用いてゲノム科学における未解決かつ重要な課題に正面から取り組む、波及効果の高い研究である。