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2022 年度 研究成果報告書

細胞外とのコミュニケーションの司令塔としての新たなゴルジ体の役割

研究課題

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研究課題/領域番号 20H00467
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

清水 重臣  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (70271020)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードGOMED / ゴルジ体 / オートファジー
研究成果の概要

GOMEDとは、trans-Golgi膜が大きく変形して分解すべき蛋白質を包み込み、その後にリソソームと融合して内容物を消化する細胞機能である。GOMEDの重要性は明らかであるが、その実行機構や生体での役割に関しては、不明な点が多く、本研究を行なった。その結果、「GOMED実行機構の解明」においては、実行分子としてWipi3分子を同定したほか、初期反応においてUlk1のリン酸化が重要であることを見出した。「GOMEDの可視化」においては、 新たなGOMED解析法であるFLAD法を開発した。「GOMEDの生理機能」においては、小脳細胞の機能維持に寄与していることを見出した。

自由記述の分野

細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ゴルジ体はこれまで、小胞体から運ばれてきた分子に、糖鎖修飾、リン酸化修飾などの適切な翻訳後修飾を加えることによって、各分子を細胞外、細胞膜、リソソームなどに適切に運搬するオルガネラとして考えられてきた。しかしながら、研究代表者は、Golgi-mediated degradation pathway (GOMED)と命名した細胞機能により、ゴルジ体が、周囲の環境に応じて、細胞外分泌の分泌量や細胞膜レセプターの種類や量を巧妙に調節していることを見出した。

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公開日: 2024-01-30  

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