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2022 年度 研究成果報告書

加齢に伴うがん発症機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20H00514
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分50:腫瘍学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

中西 真  東京大学, 医科学研究所, 教授 (40217774)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード分子細胞生物
研究成果の概要

がん組織のp16陽性老化様間質細胞は腫瘍免疫に対して抑制的に機能し、がんの浸潤や転移、さらには腫瘍の線維化を促進することで、腫瘍の増大に強く関わっていることがわかった。実際、p16陽性老化様間質細胞を除去すると、腫瘍は有意に増大が抑制され、また中心部に見られた線維化が顕著に改善した。さらに、p16陽性老化様間質細胞除去は既存の抗がん剤投与に比較してより強く腫瘍の増大を抑制し、抗がん剤と併用すると、相加的に腫瘍の増大を抑制することが示された。

自由記述の分野

分子細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で、がん間質のp16陽性老化様細胞が腫瘍免疫に対して抑制的に機能することが明らかとなったため、今後p16陽性老化様細胞除去技術と腫瘍免疫療法を併用することで相乗的な効果が期待できる。さらに最近、p16陽性老化細胞を標的とした抗老化療法の開発が世界的に進められており、本研究成果はこれらの技術を活用することで社会実装が促進されると思われる。

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公開日: 2024-01-30  

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