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2022 年度 研究成果報告書

多層的モデルの解析に基づく老化と関連疾患の分子病態解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20H00524
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分52:内科学一般およびその関連分野
研究機関千葉大学

研究代表者

横手 幸太郎  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (20312944)

研究分担者 小野 啓  千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (10570616)
鈴木 佐和子  千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (60400892)
前澤 善朗  千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (80436443)
黒滝 陽子  公益財団法人実験動物中央研究所, マーモセット基盤技術センター, 副センター長 (80771229)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード早老症 / 老化 / ウェルナー症候群 / iPS細胞 / マーモセット / 細胞老化
研究成果の概要

代表的な遺伝的早老症であるWerner症候群は思春期以降に白髪、脱毛、両側白内障、糖尿病、動脈硬化性疾患、悪性腫瘍などを早発する。本研究では患者由来iPS細胞を樹立、CRISPR-Cas9によるゲノム編集を行って遺伝子修復を行った後、間葉系幹細胞に分化させ、網羅的解析によりエピゲノムの早期変化を来すことを見出した。更に、Werner症候群でこれまで存在しなかった霊長類モデルを創出するべく、コモンマーモセットにおけるWRN KOを行い、世界初のWRN KOマーモセットの作成に成功した。今後これらのモデルを用いて研究を進めることで、一般老化と共通する新たな老化機序の解明に繋がることが期待される。

自由記述の分野

老化

研究成果の学術的意義や社会的意義

Werner症候群はWRN遺伝子の変異に伴い発症し、現時点では根本的な治療法が存在しない。患者は早発する種々の老化関連疾患や、本疾患特異的な症状である有痛性の難治性皮膚潰瘍に苦しんでいる。本研究を推進することで、Werner症候群に対する新たな治療開発へと繋がる可能性がある。また、本疾患は老化のモデル疾患とも考えられ、一般老化と共通するメカニズムの解明により、人類一般に資する発見へと繋がることが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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