研究課題
本研究は、日本に多いFCMDをはじめとするジストログリカノパチーの発症原因である、リビトールリン酸修飾にかかわる酵素活性を組織レベルで追求し「リビトールリン酸異常症」という疾患概念を確立し、さらなる病態解析を行う。当該年度は骨格筋選択的なISPD-cKOマウスを作出し、ジストログリカノパチー患者にみられる生化学的異常と筋ジストロフィー症状を呈することを確認した。更に、遺伝子治療やCDP-リビトール補充療法の有効性についての検討を行い、生体内でCDP-リビトールを検出する系も確立できた。テトラアセチルCDP-リビトールが最も効率よくISPD-cKOマウスの筋ジストロフィー症状を是正することを確認し、論文発表した。またNS-035のGLP前臨床試験を完遂させた。組織移行性など薬物動態には問題がなく、やや高い腎毒性が認められ、改善方法を検討した。2021年8月よりNS-035の医師主導治験を開始し進行中である。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2022
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 4件、 招待講演 3件) 産業財産権 (4件) (うち外国 1件)
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