マウス造血幹細胞体外増幅系を用いた幹細胞性・加齢・発癌機構の解析

2020 年度 審査結果の所見

• 研究課題/領域番号: 20H00538
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分54:生体情報内科学およびその関連分野
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 中内 啓光 東京大学, 医科学研究所, 特任教授 (40175485)
• 研究分担者: 水野 直彬 東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (30815642)
• 研究期間 (年度): 2020-04-01 – 2021-03-31

審査結果の所見の概要

マウス造血幹細胞をin vitroで幹細胞としての性質を保持したま長期培養する系を用い、造血幹細胞の分化と自己複製機構、ならびに加齢による造血器腫瘍の発症機構の解明を目指す研究である。
応募者らが独自に開発した造血幹細胞の体外増幅系を用いて、従来十分な数の造血幹細胞を得ることが困難であったために実施が難しかった、造血幹細胞を対象とした網羅的遺伝子ノックアウトスクリーニングや、加齢の代用としてin vivoでの長期培養を用いて造血幹細胞がクロナリティーを獲得する過程を検討する研究である。本研究の成果は、造血、白血病研究において大きな進歩をもたらすことが期待される。