研究課題
基盤研究(A)
IgG4関連疾患(IgG4-RD)は日本から提唱された疾患概念で、高IgG4血症と組織へのIgG4陽性T細胞の集積と線維化を特徴とする難治性疾患である。本研究は、この難病克服のための病態解明を目指した研究である。IgG4関連疾患の診断には唾液腺がよく用いられ、厚労省研究班での本疾患の病態解析において研究代表者が中心的役割を果たしてきた背景から本研究を提案している。IgG4関連疾患の病態解明という研究目的が明確であり、研究の道筋も明確である。過去の実績も十分あり、研究体制にも問題はない。口腔科学から生命科学全般に情報発信できる研究として高く評価される。