Society5.0における社会課題解決に向けた利用者誘引型低遅延MaaS基盤

2020 年度 審査結果の所見

• 研究課題/領域番号: 20H00584
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分60:情報科学、情報工学およびその関連分野
• 研究機関: 青森大学 (2022-2023); 大阪大学 (2020-2021)
• 研究代表者: 下條 真司 青森大学, ソフトウェア情報学部, 教授 (00187478)
• 研究分担者: 義久 智樹 滋賀大学, データサイエンス学系, 教授 (00402743) ; 土井 健司 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (10217599) ; 葉 健人 大阪大学, 大学院工学研究科, 助教 (30876959) ; 大平 健司 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (40515326) ; 佐々木 勇和 大阪大学, 大学院情報科学研究科, 助教 (40745147) ; 松本 哲 大阪大学, 情報推進本部, 助教 (60388238) ; 木戸 善之 岡山理科大学, 情報理工学部, 教授 (70506310) ; 河合 由起子 京都産業大学, 情報理工学部, 教授 (90399543)
• 研究期間 (年度): 2020-04-01 – 2024-03-31

審査結果の所見の概要

近年注目のMaaS（Mobility as a Service）に「MaaSマイル」と呼ばれる数値的指標を提案し、利用者の誘引を図ることで社会問題解決に向けたMaaS基盤を実現する研究である。MaaSマイルの計算方法や、計算に必要なデータ収集・分析を低遅延で行う技術を確立し、社会課題解決と利用者利益を関連づけたMaaS基盤の社会実装を目指す。
MaaSマイルは、利用者を誘引するインセンティブ手法としてユニークである。また、Society5.0やMaaSレベル４の目標を視野に入れており、社会貢献のためのビジョンも高く評価できる。人々が安心安全な生活を送れるようになるだけでなく、社会課題解決とMaaSを融合させた先駆的な研究としてインパクトが大きい。