研究課題
基盤研究(A)
高分子柔軟材料を用いたアクチュエータなどの制御には、熱などの様々な不確定性のために、決定論的な技術では不十分である。本研究では、それを開発するため、確率モデリングと最適化を用いた制御手法や、時間遅れやノイズに強いフィードバック制御手法を開発することが目的である。公共・生活空間での実装が望まれているソフトロボットの制御方法を確立することの学術的意義は大きい。既存方式のロボットの基本制御と、ソフトボディの揺らぎを担当する確率モデルベースド制御の融合の試みは、新規性が高い。この研究により、ソフトロボティクスの精度が向上し、工学的実用性と汎用性が高まることが期待される。