研究課題
基盤研究(A)
分散して配置された録音機器からの入力に対し、欠損や音源移動にも対応する非同期サンプリングを動的にモデリングする新しい理論を構築し、例えば、スマートフォンやモバイル端末を分散配置されたマイクロフォンアレイとして活用し、音響シーン分析や音響イベント検出に応用する。深層学習を用いても音源に雑音が大きければ認識率には限界があるが、入力側としての分散音響センシングを効果的に活用する。音光変換とカメラに基づく音響センシングというアイデアはユニークであり、これに用いた分散音響センシングには高い独自性が認められる。音響シーン認識や音響イベント検出への要求は強く、無線技術を仮定せずに録音機器を同期させる方法は現実への適用範囲を広げることから、本研究で得られる研究成果の社会への波及効果は大きい。