• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 審査結果の所見

洞窟内での鍾乳石コア掘削による最終氷期以降の日本の気候変動の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20H00628
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分63:環境解析評価およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

植村 立  名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (00580143)

研究分担者 阿部 理  名古屋大学, 環境学研究科, 助教 (00293720)
浅海 竜司  東北大学, 理学研究科, 准教授 (00400242)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
審査結果の所見の概要

本研究提案は、気候シミュレーションの予測精度の向上に向け、精確な年代決定が可能な洞窟の鍾乳石の一種である石筍に着目し、水面下の鍾乳石を掘削し分析することで、これまでにない連続かつ高時間分解能な気候変動データの取得を目指すものである。鍾乳石コアに含まれる流体包有物の分析により、過去の降水の同位体比変動も明らかにし、最終氷期以降の日本地域における環境・気候変動の実態とその変動メカニズムを解明する。
鍾乳石を用いて日本地域の長期気候変動を明らかにすることを目的とした本研究は、日本の温暖化予測に資することが期待され、学術的に大きな意義が認められる。また、鍾乳石でも、従来行われてきたような石筍ではなく、洞窟内のフローストーンと呼ばれる水面下の鍾乳石を利用することやさらに流体包有物を対象に化学分析を行おうとする点は、独創性が高い。研究代表者らの実績も十分にあり、実現可能性も高いと考えられる。

URL: 

公開日: 2020-07-03  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi