研究課題/領域番号 |
20H00638
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分63:環境解析評価およびその関連分野
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
近藤 豊 国立極地研究所, 北極観測センター, 特任教授 (20110752)
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研究分担者 |
小池 真 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (00225343)
松井 仁志 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (50549508)
森 樹大 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 助教 (60801181)
大畑 祥 名古屋大学, 高等研究院(宇宙), 助教 (70796250)
東 久美子 国立極地研究所, 先端研究推進系, 教授 (80202620)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 環境変動 / 気候変動 / 極地 / 地球変動予測 / エアロゾル / ブラックカーボン |
研究成果の概要 |
北極域の温暖化には、温室効果ガスに加え、エアロゾルによる放射効果も寄与していると考えられている。エアロゾルの北極における気候影響を理解するために必要不可欠な光吸収性エアロゾル、特にブラックカーボン(BC)の大気中の濃度分布と降水除去過程を高精度観測により解明した。また全球モデルのエアロゾルの輸送・除去過程を高精度観測により初めて検証した。また検証された全球モデルにより北極エアロゾルの気候影響を定量的に解明した。
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自由記述の分野 |
地球大気環境科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
北極でのBCの挙動の理解は、BCを含むエアロゾルの気候影響をより高精度で評価する上で重要である。この研究では統一化された北極でのBCデータセットを作成し、数値モデル計算との比較を行い、人為的なBCの排出が北極域のBCの濃度分布とその気候に及ぼす影響をより高精度で推定することに貢献した。また統一化された北極でのBCデータセットの作成は、世界の気候モデルの検証と改良に大きな貢献をする。
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