研究課題
基盤研究(A)
研究代表者らが提唱したリンパ節介在血行性転移理論(がん細胞が輸入リンパ管→センチネルリンパ節の辺縁洞→細静脈→全身に転移)の普遍性を検討し、リンパ行性薬物送達法の実現を目指す。特に、本送達法において、溶媒特性や抗腫瘍効果、さらに免疫チェックポイント阻害剤の併用等も検討する研究である。独自のリンパ節転移理論と独自に開発してきたヒトのリンパ節と同等の大きさを有するリンパ節腫脹マウスなどを利用できることから、当該分野における本研究の優位性は高い。予定されている研究により、転移がん治療のブレークスルーとなる知見が得られることが期待される。