研究課題
基盤研究(A)
ホウ素中性子補足療法(BNCT)は有用な治療法であるが、治療線量のモニタリングが出来ないことが最大の課題である。本研究ではガンマ線ピーク効率が半導体中で最も高い臭化タリウム半導体を用いてガンマカメラを開発し ガンマ線をイメージングする事が可能なBNCT用の治療線量モニタリングシステムを実現する。BNCTはがん治療として注目を集めており、その治療線量をモニタリングできるシステムの開発は重要な課題である。BNCTの治療線量モニタリングシステムの開発において、 TIBr(臭化タリウム)結晶を独自に育成できる強みを生かして高エネルギー分解能を有するTIBrガンマカメラを開発する独創的かつ創造的研究である。