研究代表者が開発してきた染色体に取り込まれずに遺伝子を持続的に発現できる世界初のRNAウイルスベクターの安定性、持続性の解明に関する研究である。この研究成果は、遺伝子治療に役立つ。分子機構、結合構造の安定性、その結合が幹細胞のエピゲノムに影響するか、分子レベルの相互作用がウイルスベクターとして有用かということを研究する、4つのサブ課題から構成される。 本研究は、競争力の高いRNAウイルスベクターを基盤としたものであり、研究成果の社会(医療)への波及効果が大きく、提案に至る研究業績、提案内容の論理性と優位性、独創性ともに優れている。国際的に高い評価に繋がる研究となることが期待される。
|