研究課題
奨励研究
本研究では,児童生徒に対する教員の修復的な関わりを実現する学校環境を整備していくために,小中学校各1校の学級担任24名に対して修復的アプローチおよびポジティブ行動支援に関する研修等教育的支援の実施した。その結果,対立場面における教員の介入方略の変化,また教員の修復的対話に関する対応スキルの向上,加えてこれら複合的な効果として実施校における対立問題数の減少,および児童生徒の学校適応感の向上が明らかとなった。
教育心理学
教員に対する修復的アプローチおよびポジティブ行動支援に関する研修等教育的支援の実施によって,学校内で生じる児童生徒のけんかやいじめなどの対立問題を教員が主体となって修復し合うことができる対応スキルを習得することができた。それにより,児童生徒に対する教員の修復的な関わりを実現する学校環境を整備することができた。