研究課題
奨励研究
短時間でより効果的な「災害時の食」教育指導を可能にするため,授業のモジュール化を行った。その上で,教員対象全国調査での要望が多数であった授業実践をサポートする教材をパッケージ開発した。まず,モジュール学習の実践モデルとなる,学習指導案を作成した。そして各モジュール学習実践に対応したワークシート,及び2~3分程度の長さで学習内容を確認できる動画教材を作成した。授業のモジュール化,および教材のパッケージ作成により,教員の授業準備の負担軽減と,食の防災教育に関する専門知識の補完が可能となった。
家庭科教育
自然災害大国である我が国にとって,児童生徒への「災害時の食」教育は,系統的・かつ実践的に行い,知識や技能を育むべきである。本研究で行った,「災害時の食」教育授業のモジュール化,および教材のパッケージ作成により,中学校家庭科教員の授業準備の負担軽減と,「災害時の食」教育に関する専門知識の補完が可能となった。これにより,学校教育における「災害時の食」教育推進の一助となり得ると考える。