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2020 年度 研究成果報告書

緑藻で発見した接合子の発生切り替えに着目した世代交代の種内多型の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 20H00999
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3120:分子レベルから細胞レベルの生物学、細胞レベルから個体レベルの生物学、個体レベルから集団レベルの生物学と人類学、神経科学およびその関連分野
研究機関千葉大学

研究代表者

堀之内 祐介  千葉大学, 博士研究員

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 
キーワードアオサ藻綱 / 緑色海藻 / 種内多型 / 発生多型 / 世代交代
研究成果の概要

形質の種内多型は、種間の多様性を生む基盤であり、環境の変動への適応でもある。真核生物は多様な生活環の様式を示す。例えば動物と違い、海藻を含む植物は1倍体 (配偶体)と2倍体 (胞子体)世代をもつ。本研究では、培養実験や蛍光in situハイブリダイゼーション法などを用いて、緑色海藻の一種で受精した接合子の発生運命を切り替えることで、世代交代の種内多型を持つことを示唆した。

自由記述の分野

進化生物学・発生生物学・生態学

研究成果の学術的意義や社会的意義

中間的な形質としての側面を持つ種内多型は、実証研究・理論研究の両面から形質進化の理解を促進してきた。しかし、生活環多様化の解明に有用と期待されるにもかかわらず、世代交代の種内多型はこれまでに報告されていない。また、接合子の発生運命は従来、不変だと考えられてきた。本研究の成果は、接合子の発生切り替えによる世代交代の種内多型を示し、世代交代の進化解明に新しい切り口を提供できる。

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公開日: 2023-01-30  

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