天然変性タンパク質であるエストロゲンレセプター (ERα1) の転写活性を、構造と機能の関係から明らかにすることを目的として研究を行った。天然変性タンパク質は Intrinsic disorder region (IDR) と Ordered region (OR) から構成されることが多く、私は IDR と OR が1セットとして機能するという仮説を立て、欠失変異を作成することで ERα1 の活性を測定した。 その結果、IDR-OR の単位で作成した欠失変異の転写活性から、それらがセットで機能する可能性を示唆するデータが得られたため、今後さらに変異体を増やして解析を行いたい。
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