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2011年1月-2019年12月までに母体が妊娠糖尿病合併妊娠と診断されインスリン治療介入後に出生した児を対象に電子カルテを用いて後方視的調査を行った。妊娠糖尿病合併妊婦より出生した児10/69例(14.5%)に新生児低血糖症が発現した。本研究では、新生児低血糖症の発現の有無と妊娠期・分娩時のインスリン使用との関連性は認められなかったが、低血糖症発現群で帝王切開率が有意に高く、帝王切開症例について検討したところ、低血糖症発現群で分娩前血糖値が有意に低かった。妊娠糖尿病合併妊娠では、分娩時の母体血糖値が治療目標血糖値の範囲内であっても、より低値の場合に新生児低血糖症を引き起こす可能性が示された。
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