CK値上昇例の実態調査について、2019年1月1日から2019年12月31日の期間内に京都大学医学部附属病院においてレベチラセタムの血中濃度測定が行われた416名を対象患者とした。対象患者のうちCTCAEv5.0Grade2以上のCK値上昇がみられた29名についてnaronjo有害事象因果関係判定スケールを用いて有害反応の評価を行った。合計得点の平均点より薬剤による副作用の可能性は低いと判定された。また、CK値上昇がみられた患者群とみられなかった患者群でレベチラセタム血中濃度に有意な差がみられるか比較検討を行った。結果両群間での有意な差はないが、CK値上昇群で血中濃度が高い傾向がみられた。
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