対象患者1057例のうち、服薬管理良好群は893例、不良群は164例であった。服薬管理不良群では、薬剤数および降圧薬の薬剤数、MRCIスコア全てにおいて良好群よりも高かった。年齢≧71歳、内服MRCIスコア≧19.5が内服管理不良に対する危険因子として抽出された。MRCI<19.5群では、年齢≧71歳の患者は年齢<71歳よりも服薬管理不良割合が高かった。一方で、MRCIスコア≧19.5群では年齢≧71と<71で有意な差は認められなかった。また、MRCI≧19.5群では、年齢に関係なく、MRCIスコア<19.5群よりも服薬管理不良割合が有意に高かった。血圧管理、再入院率も同様の結果が得られた。
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