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2020 年度 研究成果報告書

入院時持参薬における処方複雑性が薬物治療効果に及ぼす影響

研究課題

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研究課題/領域番号 20H01033
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3180:医療薬学関連
研究機関三重大学

研究代表者

若井 恵里  三重大学, 医学部附属病院, リサーチアシスタント

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 
キーワード処方複雑性 / 血圧管理 / MRCIスコア / 服薬管理
研究成果の概要

対象患者1057例のうち、服薬管理良好群は893例、不良群は164例であった。服薬管理不良群では、薬剤数および降圧薬の薬剤数、MRCIスコア全てにおいて良好群よりも高かった。年齢≧71歳、内服MRCIスコア≧19.5が内服管理不良に対する危険因子として抽出された。MRCI<19.5群では、年齢≧71歳の患者は年齢<71歳よりも服薬管理不良割合が高かった。一方で、MRCIスコア≧19.5群では年齢≧71と<71で有意な差は認められなかった。また、MRCI≧19.5群では、年齢に関係なく、MRCIスコア<19.5群よりも服薬管理不良割合が有意に高かった。血圧管理、再入院率も同様の結果が得られた。

自由記述の分野

医療薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果により、薬剤数ではなく処方複雑性と年齢が服薬管理に影響を及ぼし、さらに、血圧管理や再入院率など、薬物療法や病態にも影響を及ぼすことが明らかとなった。適切な薬物療法推進のために処方複雑性評価が必要であることが示唆された。
本研究は、不適切処方の防止や入院期間の短縮など医療費の削減に貢献可能な極めて社会的意義の高い研究である。

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公開日: 2023-01-30  

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