サーベイランスシステムであるJapan Surveillance for Infection Prevention and Healthcare Epidemiology (J-SIPHE)では、レセプト請求データである入院EF統合ファイルに基づき抗菌薬使用量が自動集計される。しかしながら入院EF統合ファイルには、歯科や自由診療等に関する診療のデータが含まれないため、必然的に実使用量との乖離が生じる。本研究では、自施設の抗菌薬使用量を用いて実使用量に基づいた集計値とJ-SIPHEによる集計値とを比較することにより、その解離の程度を明らかとした。
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