白金誘導体抗がん剤は、Copper Transporter 1(CTR)1により細胞内へ移行し、一部はGlutathione S-transferase(GST)により薬物-GSHを形成し無毒化される。残りはP-type ATPase (ATP7AおよびATP7B)およびABCトランスポーターMultidrug Resistance-associated Protein (MRP)2により細胞外に排出される。本研究では、白金誘導体抗がん剤により誘発される重篤な血液毒性の発現頻度とCTR1、ATP7B、MAP2およびGST遺伝子多型との関連を検討する研究である。
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