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2023 年度 研究成果報告書

道教の比較研究から見るヤオ族儀礼文献学の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 20H01184
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分01020:中国哲学、印度哲学および仏教学関連
研究機関國學院大學

研究代表者

浅野 春二  國學院大學, 文学部, 教授 (30289714)

研究分担者 丸山 宏  筑波大学, 人文社会系, 教授 (00229626)
吉野 晃  東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (60230786)
廣田 律子  神奈川大学, 経営学部, 教授 (70260990)
小塩 さとみ  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (70282902)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードヤオ族 / ミエン / ランテン / 道教 / 法教 / 儀礼文献 / 儀礼理論 / 歌謡
研究成果の概要

道教の比較研究を通して、主に次のような研究成果を得た。(1)ミエン・ヤオ族の儀礼文献については、ミエン・ヤオ族の歌謡文化との関わりの重要性が再認識された。漢族から受容した宗教儀礼のテキストを単に歌っているものではなく、むしろ彼ら独自の歌の文化そのものが宗教儀礼の中核をなしており、そこに彼らの宗教儀礼の特徴が見いだせた。(2)ランテン・ヤオ族の儀礼文献については、漢族の儀礼文献を歴史的・地域的に広範囲に受容していることを、科儀文献の内容によって確認した。その一方でランテン・ヤオ族が、彼ら独自の儀礼理論に裏付けされた儀礼文献を生み出し使用していることを、秘語文献の研究を通じて明らかにした。

自由記述の分野

道教儀礼文献

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヤオ族の儀礼文献については、従来多くの録文が作成され、資料の蓄積が行われてきたが、その内容を翻訳し解読することは行われてこなかった。本研究では儀礼文献の翻訳・解読を行うことで、ヤオ族儀礼文献の特徴の解明を進めたことに特に学術的な意義がある。さらにミエン・ヤオ族の歌謡文化の研究を深め、絵画資料の整理・研究を進め、儀礼文献の多角的解釈の基礎を固めた点も非常に重要である。儀礼文献の研究を通じて、ヤオ族の伝統文化の価値を確認し、その保存・継承の必要性を示したことに社会的な意義があると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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