研究課題
本年度は、最終年度であるため、また、新型コロナウィルスの感染状況等により前年度まで国外調査を実施できなかったため、国外調査を実施し、その成果を盛り込んだ各担当者の個別研究業績の報告と発表、これらを盛り込んだ最終報告書作成に向けて、各担当者の研究を進め、前年度末刊行論文集『社会運動のグローバルな拡散――創造・実践される思想と運動』(論創社、2023年3月3日刊行)を踏まえた上で、新たな知見を導入してこれを補完する「近現代社会運動のグローバルな拡散のメカニズム」に関する研究成果を出すことを目指した。2023年4月16日にオンラインで開催した第1回研究会では、今年度の研究計画について全員が短い口頭報告を行い、それぞれに関する質疑を行い、研究の方向性や内容について討議した。また、代表者からは予算の配分、最終報告書の作成に向けての方向性について報告があり、質疑を行った。9月11日に第2回研究会を開催し、分担研究者山口守からは台湾におけるフィールドワークの報告、分担研究者櫻田和也からは、イタリアにおけるフィールドワークの報告がなされ、質疑を行った。23年2月20日には、最終回の第3回研究会を実施し、分担研究者篠田徹による報告「太平洋左翼の形成――第二次大戦後に日米を跨いで階級的人種交叉連合をめざした人びとの運動史」があり、質疑が行われた。研究代表者田中ひかるより、最終年度の調査等に基づく報告書作成等に関する報告が行われた。2024年2月、田中ひかる編『国境を越える日本アナーキズム――19世紀末から20世紀前半まで』(水声社、2024年2月)が刊行された(研究代表者田中ひかる、研究分担者山本健三が執筆者に含まれる)。同書には本研究で検討してきた「近現代社会運動のグローバルな拡散のメカニズム」の枠組みが導入されており、そのケーススタディーの一環であり、本研究の成果の一部と見なしうる。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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田中ひかる編『国境を越える日本アナーキズム――19世紀末から20世紀前半まで』水声社
巻: 1 ページ: 213-251
巻: 1 ページ: 57-75
田中ひかる編『国境を越える日本アナーキズム ――19世紀末から20世紀前半まで』
巻: 1 ページ: 33-55
『週刊読書人』
巻: 3528 ページ: 6-6
『風よ あらしよ[劇場版]公式パンフレット』
巻: 1 ページ: 50-51
『キリスト教社会問題研究』
巻: 72 ページ: 139-166
『東欧史研究』
巻: 46 ページ: 35-42
巻: 1 ページ: 123-156
『中国語中国文化』
巻: 21 ページ: 1-38
Black Transnationalism and Japan, Editor: Natalia Doan & Sho Konishi, Leiden University Press
巻: - ページ: 135-156
『初期社会主義研究』
巻: 31 ページ: 183-197
巻: 31 ページ: 70-84
『沓谷だより』
巻: 12月16日(最終) ページ: 17-19
『アナキズム』
巻: 44 ページ: 2-2
『社会思想史研究』
巻: 47 ページ: 203-207
『「9月は苦の月」(続)虐殺から100年――橘宗一少年の墓碑保存運動の49年』
巻: 1 ページ: 15-16
アナキズム
巻: 42 ページ: 1-1
須田努編『社会変容と民衆暴力―人びとはなぜそれを選び、いかに語られたのか』大月書店
巻: 1 ページ: 119-137
『歴史学研究』
巻: 1043 ページ: 52-56
Anthropological Science
巻: 131 ページ: 1-11
Asian Journal of Peacebuidling
巻: 11/ 1 ページ: 59-74
『西洋史学』
巻: 275 ページ: 67-69
巻: 31 ページ: 140-155
『ロシア・東欧研究』
巻: 51 ページ: 117-120
幸徳 秋水『 兆民先生 他八篇』岩波書店
巻: 1 ページ: 1-30
POSSE
巻: 54 ページ: 1-10
『ひろばユニオン』2023年12月号
巻: 2023-12 ページ: 1-10
『日本労働研究雑誌』2023年7月
巻: 756 ページ: 80-82