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2023 年度 研究成果報告書

近現代社会運動のグローバルな拡散のメカニズムに関する思想史的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20H01194
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分01040:思想史関連
研究機関明治大学

研究代表者

田中 ひかる  明治大学, 法学部, 専任教授 (00272774)

研究分担者 阿部 小涼  琉球大学, 人文社会学部, 教授 (00292722)
崎山 直樹  千葉大学, 大学院国際学術研究院, 准教授 (10513088)
関口 寛  同志社大学, 人文科学研究所, 准教授 (20323909)
山本 健三  島根県立大学, 国際関係学部, 教授 (20737530)
竹本 真希子  広島市立大学, 平和研究所, 准教授 (50398715)
篠田 徹  早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (60196392)
山本 明代  名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (70363950)
櫻田 和也  大阪公立大学, 大学院文学研究科, 都市文化研究センター研究員 (70555325)
梅森 直之  早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80213502)
山口 守  日本大学, 文理学部, 教授 (70210375)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード社会運動 / 拡散 / メカニズム / 思想史 / 近現代史 / グローバル / メカニズム / トランスナショナル
研究成果の概要

本研究は、近現代史上の社会運動とその基盤となったさまざまな思想が、世界各地でほぼ同時に形成された原因が、運動と思想のグローバルな拡散とそのメカニズムにある、ということを、思想史的観点から実証的に解明することに成功し、研究の目的を達成した。これを具体的な事例で提示しているのが『社会運動のグローバルな拡散――創造・実践される思想と運動』(田中ひかる編、論創社、2023年3月刊行)、『国境を越える日本アナーキズム――19世紀末から20世紀半ばまで』(田中ひかる編、水声社、2024年2月刊行)である。

自由記述の分野

社会思想史

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来、世界でほぼ同時かつ多発的に、もしくは一定のタイムラグを持って、世界の各地で、似通った社会運動が起きる、そのような現象の原因は、一国から一国への伝播として考えられてきた。それに対して本研究は、社会運動と思想の情報が多様な方向に広がる中、模倣・改変・部分的利用・拒絶等の多様で複雑な受容のプロセスを経て社会運動が別の場所で生まれる、というグローバルな拡散のメカニズムがあることを明らかにした。これにより、本研究は通説に大幅な変更を加えたという点で学術的意義があり、世界各地で起きる過去から現在に至る社会運動を理解する上で、新たな認識の枠組みを、多様な人々に提示したという点に社会的意義がある。

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公開日: 2025-01-30  

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