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2023 年度 研究成果報告書

デジタル化資料による南方熊楠の学問構想の解読

研究課題

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研究課題/領域番号 20H01198
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分01040:思想史関連
研究機関龍谷大学

研究代表者

松居 竜五  龍谷大学, 国際学部, 教授 (40238952)

研究分担者 志村 真幸  京都外国語短期大学, キャリア英語科, 非常勤講師 (00625204)
平川 恵実子  鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (30881768)
橋爪 博幸  桐生大学短期大学部, その他部局等, 准教授(移行) (40412978)
辻 晶子  大阪経済大学, 経営学部, 講師 (40825428)
唐澤 太輔  秋田公立美術大学, 大学院, 准教授 (90609017)
小田 龍哉  同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (90821744)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード博物学 / 民俗学 / 人類学 / 生態学 / 宗教学 / 抜書 / イギリス / 紀伊半島
研究成果の概要

南方熊楠資料に関するデジタル画像とデータベースを作成し、それらに基づいた研究をおこなった。このうち日記に関しては、これまで東京・関西・田辺で別個におこなってきた翻字作業に関する連絡協議会を立ち上げ、前年度の統合的なデータ共有と今後の刊行の道筋をつけることができた。書簡・来簡に関しては、土宜法龍・柳田国男・岩田準一関連のデータ整備や大英博物館での新たな英文書簡の発見などがあり、研究上の進展が見られた。初期ノートや「ロンドン抜書」「田辺抜書」に関しても分析を進めている。「腹稿」と呼ばれる独特のメモに関しての詳細な解読が進んだことで、「十二支考」などの著作のより広く深い分析が可能になった。

自由記述の分野

比較文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

南方熊楠の思想は、東洋と西洋の文献の総合的な読解に基づくものであり、人文学と自然科学を統合している点でも興味深いものである。今回の研究は、その厖大な情報量からこれまでは漠然と語られてきた熊楠の思想の細部から全体像までを実証的に明確化する試みである。この作業に基づいて、熊楠の思想の意義をさまざまな学問分野に還元するとともに、一般にわかりやすく解説することが可能となった。その成果は、南方熊楠顕彰館における子ども向けを含むさまざまな展観や、一般向け書籍の刊行としても活かされている。

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公開日: 2025-01-30  

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