研究課題/領域番号 |
20H01203
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
前川 修 近畿大学, 文芸学部, 教授 (20300254)
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研究分担者 |
岩崎 秀雄 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00324393)
水野 勝仁 甲南女子大学, 文学部, 准教授 (30626495)
大橋 完太郎 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (40459285)
加須屋 誠 京都市立芸術大学, 芸術資源研究センター, 客員研究員 (60221876)
松谷 容作 國學院大學, 文学部, 准教授 (60628478)
岩城 覚久 近畿大学, 文芸学部, 准教授 (60725076)
増田 展大 九州大学, 芸術工学研究院, 講師 (70726364)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | デスアート / ライフアート / 美学 |
研究実績の概要 |
今年度はデス・アートの理論研究・事例研究に強調点を置いて活動を行なった。研究会を3回(5/10、9/05、3/22)開催し、以下の課題について各チームが検討した。第一にライフ/デス班がデス概念の哲学的言説を整理し(大橋)、デス・アート班は近代脱近代のデス・アートの系譜を整理(前川・加須屋)、双方のチーム間で討議を行い、ライフ・アート班との議論へと拡張した(岩崎・増田)。第二に、アート/テクノロジー班は生政治をめぐる作品を制作する作家にインタヴューし(水野・松谷)、ライフ/デス班がこれを受けて生政治概念とライフ概念の拡張について討議を行った(岩城・大橋)。以下3回の内容である。 ・第1回研究会:増田展大「ポストヒューマンから動物へ──その生と死」/松谷容作「《土をつくる》におけるライフ/デス」 ・第2回研究会:水野勝仁「インターネットアートを通して,何か新しいものに再接続する試み」/大橋完太郎「死と喪、およびそれをめぐる文化と表象についての現代思想・哲学」 ・第3回研究会:加須屋誠「仏教的宇宙観と身心観-構造とその崩壊-」/前川修「没後写真論―カタリーナ・ズュコラ『写真の複数の死』を読む1―」
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ウェブでの会議も利用しながら、各分担者が作業を手分けして当初の年度内の計画をこなすことができているから。
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今後の研究の推進方策 |
次年度には、これまでの研究会を総括する研究集会を設ける予定でいる。もちろんコロナの状況によっては対面とオンラインを使い分けながら、効率的に調査と意見交換を進めていくことにしている。
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