• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

ヘーゲル美学講義における絵画論の芸術哲学的な意義とボアスレ・コレクション

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20H01204
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分01050:美学および芸術論関連
研究機関新潟県立大学

研究代表者

石川 伊織  新潟県立大学, その他, 名誉教授 (50290060)

研究分担者 落合 桃子  福岡大学, 人文学部, 准教授 (40434237)
神山 伸弘  跡見学園女子大学, 文学部, 教授 (60233962)
片山 善博  日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (60313433)
小島 優子  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 国立看護大学校, 教授 (90748576)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード美学 / ヘーゲル美学 / 18-19世紀美学史 / 美術史 / 絵画論
研究成果の概要

ヘーゲルの芸術哲学講義の資料源泉の一つとなったSulpizとMelchiorのBoissereeの兄弟とJohann Bertramによる絵画コレクション(ボアスレ・コレクション)の全貌を、現存する絵画作品の調査に基づいて明らかにするとともに、ボアスレおよびその周辺が残した日記・書簡等の資料を基に蒐集過程についての事実関係を明らかにした。また、ボアスレが取り結んだ古典派とロマン派の関係を、同時代の画家の研究とゲーテによる評論をもとに考察した。

自由記述の分野

ヘーゲル美学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヘーゲルはそれまでの伝統的な「美学=Aesthetik」を「芸術の哲学=Philosophie der Kunst」に転換する。そのためには、具体的な芸術体験が不可欠であったはずだが、伝統的なヘーゲル美学研究は、作品や事実関係を顧みることなく、体系上の位置づけのみを論じてきた。これによってもたらされたのが、ヘーゲル美学すなわち芸術終焉論という偏見である。本研究は、事実に基づかない思弁に終止符を打つために、あくまで事実に即して、ボアスレの友好関係の背後にいる多くの同時代人とともに時代精神を共有していたはずのヘーゲルの思想を、哲学史・美術史・美学史の諸側面から考察する。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi